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下着を縫う 12

下着のパンツの裾の始末と股上を縫います。

まず、裾の始末です。
三つ折ぐけにしようかとも思ったのですが、ゴムを通すので
丈夫なほうがいいかな、と思いぐし縫いで押さえることにしました。

裾のぐし縫い

こんな感じになりました。

裾のしまつ

次は股上を縫います。袋縫いにします。
向かって左は外表、向かって右は中表になっています。

外表にして脇をあわせて

左の中に、右を入れて重ねます。

重ねる

まち針を打ちます。

まち針を打つ

布端の三ミリほど内側を縫います。

外表で袋縫い

次に布をひっくり返して布の裏側が見えるようにします。
まち針を打ちます。

中表で袋縫い

きせをかけるので印の二ミリ外側を縫います。

股上の袋縫い

表に返すとこんな感じです。
(まだアイロンをかけてないので股上にきせがかかっていません)

ここまでできた

次は股下の三つ折ぐけまでしてあるもう一枚のパンツを
同じようにここまで仕上げる予定です。

西洋人形の服をミシンを使って縫っている人がパンツを縫うときは、
まず最初にジグザクミシンかロックミシンで布端の始末をして、
次に前後の股上をそれぞれ縫って、
右の裾から左の裾(左裾から右裾でもいいんですが)まで一気に縫って
その後で裾とウエストのゴムを通す部分を仕上げるやり方ではないかな、
と思います。

今回は着物の下着ということで、きちんときせをかけたかったのと、
できるだけ縫い代の布の端が見えないやり方で縫いたかったので、
縫う順番を変えて三つ折ぐけをしたり袋縫いをしたりしました。

幼児市松さんのパンツはサイズが小さかったので股上もなんとか
三つ折ぐけできたのですが、今回の市松さんはサイズが大きくて
三つ折ぐけをしようとするとカーブのせいで布がつれてしまうんですね。

どうすればいいか考えていたら、昔、働いてたときに年配のパートさんが
「昔、K洋装店でブラウスを仕立ててもらったら、袖付けが袋縫いで仕立ててあった。
 きちんと仕立ててもらうと極力布端は見えなくしてくれるみたい。
 バイアステープでくるんだりしてくれたりもするし」
と言ってたことを突然思い出しました。
それで「そうだ、袋縫いにすればいいんだ!」と。

私が小さい頃は隣町の駅前のメインストリートに「K洋装店」という店がありました。
地元のテレビでCMも良く流れていました。
店内には布がずらりと並んでいて
「装苑」とか「ドレスメーキング」とか別冊の「スタイルブック」とか
型紙を作る為に参考になる本がいろいろ置いてありました。
ハレの日の為の洋服はそこで布を選んで採寸してもらって
自分の好きなデザインで仕立ててもらう、という感じでした。

そのパートさんがブラウスを仕立ててもらった頃は
多分、まだ家庭用の電気で動くミシンは販売されていない時代です。
(…販売されていたかもしれない。でも、とても高価で簡単に手が届かない品物)
ミシンといえば足踏みミシンの時代でした。
今の電子式ミシンと違って直線縫いの機能しかなく、
縫い代の始末をミシンでしようとしても端ミシン以外のことは出来ませんでした。

ちょっと調べてみましたら、ロックミシンは1960年代後半に販売されたようです。
大きなお店ですからロックミシンは揃えてあったのではないかな、と思います。
それでもロックミシンを使わずに袋縫いで仕立ててあったというのは
やはり何かそこにこだわりがあったのかな、と思います。
(厚手の布だと着心地悪くなりそうだけど薄手の生地には良さそうですね)

中学生になって被服の授業で初めて縫ったのがブラウスでした。
教材用の安い布もいろいろ置いてある店だったので
大人の女性たちで一杯の洋装店にどきどきしながら布を買いに行きました。

今ではその洋装店も無くなり、その近くにあったボタン店、手芸店も無くなりました。
小物用の布地をメインにそろえた大型の手芸店は時々見かけますが、
服の仕立てをメインにした店はもう見かけなくなりました。

服用の布地がずらりと並んでいて、嬉しそうに採寸をして貰ってる人がいたり
楽しそうに自分の好みのデザインをお店の人に話している人がいたり…、
懐かしい思い出です。


黒猫、ちゃんとお茶、入れられる?

黒猫がお茶当番


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